1年半振りの訪問。前回からだが、店の内装が若干カジュアルな感じになっている。とは言っても、テーブルにクロスの代わりにマットを引いている程度の違いだが。帰り際にシェフに聞いたところ、テーブル自体も若干大きいものに変わっており、二人連れが対面でなく斜め横に座るようになっている。不覚にもこれには気が付かなかった。
内装が若干変わっても、料理には変化がない。これだけ振れの無い料理を出し続けるレストランは珍しいのではないだろうか。二人で前菜2品と主菜2品を頼んで取り分けたが、全ての品が見事だった。食感が良く、ソースは濃厚だが上品、プレゼンテーションは禁欲的だが美しい。
フランス産白アスパラガスと帆立貝柱のポワレ
フランス産仔鴨胸肉のロースト、柑橘風味のアンディーブ
ランド産小鳩のロースト
内装に豪華さは無いが、味で比べれば、客単価が数倍の店を上回る。プライス パフォーマンスは抜群だ。
9/10