オー グー ドゥ ジュール

麹町のフランス料理店「オー グー ドゥ ジュール」で夕食をとった。

 

前菜は「ランド産フォアグラ三種の調理法」。調理方法の異なるフォアグラが三層になっている。一番下がテリーヌ、真中がフラン、一番上がポワレ。質の高いフォアグラを三種類の歯ごたえで食す、面白い趣向だ。確かに旨いが、かなりしつこいので、半人前(ほとんどの皿に割安の半人前が用意されている)でも良いかもしれない。

 

主菜は、蝦夷鹿のロティとイベリコ豚を二人で分け合った。蝦夷鹿は、赤ワインを使ったソースの所々に、緑色のソースが混ざっている。これは何と、ほうれん草と梨をピュレしたものだそうだ。梨の甘味がいいアクセントになっている。鹿の焼き方も秀逸。イベリコ豚は、やや脂が多い。また薄切りなのが少し気になる。蝦夷鹿と同じように厚切りにしたほうが旨くなると思うのだが...

 

デセールは、珍しさに引かれて頼んでみた、米を使ったモンブラン。言われなければ米を使っているとは分からない。味は普通のモンブランだ。エスプレッソは秀逸。

 

二人でドゥミ ワイン1本(ニュイ サン ジョルジ2001)で31,000円。給仕の対応が気持ちいい。

★★★・・