夕食は白金のL'Assiette Blanche(ラシェット ブランシェ)で。
前菜として「煮穴子と焼き茄子ピュレの重ね焼き」と「ラングスティーヌとアスパラガスのリゾット」を二人で取り分け、主菜は「仔鳩のロティ、茸添え」。
リゾットはラングスティーヌの出汁で味付けをし、その上にその出汁を泡状にしたソースをかけている。ラングスティーヌの旨みがしみこんだリゾットとソースはかなり濃厚な味だが、ソースが泡状のため、重くなりすぎる一歩手前で踏みとどまり、強い印象を残す。
仔鳩は肉質も良く、外側は良く火が通り中はレアな見事な焼き加減。ソースの味も濃厚で量も多く、旨い肉を食べたという満足度が高い。
マンゴー ソースのブランマンジェは、滑らかな食感が良い。
前菜も主菜も、素材の品質が高いだけでなく、重くなりすぎる一歩手前のしっかりした味付けが素晴らしく、食べ応えがある
1/2ニュイ サン ジョルジェ'97を頼み、二人で24,000円と、プライス パフォーマンスも非常に良い。給仕も親しみのある対応。
強いて欠点を挙げるなら庶民的な商店街という立地だが、この立地だからこそこの値段でやっていけるのだろう。
★★★★★
