目黒雅叙園近くの地下1階。白い塗り壁に焦げ茶色の木を配した内装と高い天井が、落ち着いた雰囲気を醸し出す。給仕が本日のおすすめの説明をする際に、素材の肉や魚が盛られたワゴンを運んで来るという、珍しいプレゼンテーションの仕方。給仕とのやり取りで注文を決めるのも楽しい。
前菜は季節外れのアスパラガス。輸入物だそうだ。素材も良く、また鶏肉のレバーを使ったというソースとの相性も良い。
パスタは、アオリイカのパスタとポルチーニのパスタを半分ずつ分けた。味の水準は平均的だが、塩が若干多めに感じられた。
出色だったのは、蝦夷鹿のロースト。野趣が感じられつつも臭くない絶妙の肉質を引き出す的確な火入れ。バルサミコ系だろうソースも良い。
ドルチェのカボチャのプリンは、まあまあ。
蝦夷鹿のローストが印象的だったので★★★★・。