L'Assiette Blanche

夜、久し振りに白金のラシェット ブランシェを訪れた。

 

前菜と主菜を二皿ずつ二人で取り分けた。

『鱈の白子と芽キャベツのポアレ』は、ねっとりとした感触の白子の表面が微かに焦げる程度に火入れが良い。芽キャベツも上質。

 

『ラングスティーヌとアスパラガスのリゾット』は、初めてこの店を訪れた時に食べて感銘した品だ。ラングスティーヌの出汁を使ったソースが、スプマンテ状にすることによって、濃厚だが重くなりすぎていない。今回も見事。

 

『エゾ鹿とフォアグラのパイ包み焼き』は出色の出来。先ず、鹿肉の素材が良い。特に香辛料は使っていないとのことだが、肉自体にスパイシーな香りがする。嫌な「臭み」と紙一重の「香り」が鼻孔を刺激する。パイのサクッとした焼き加減も良い。

 

『新潟産野鴨のロースト、下仁田葱添え』は、柔らかい上質の鴨肉に、とろとろに煮込んだ葱を添えたもの。エゾ鹿の強いインパクトに比べると上品な感じだが、これも旨い。

 

カボチャのクレムブリュレとエスプレッソは水準の味。

 

1/2ニュイ サン ジョルジェ'02を頼み、二人で25,000円。

★★★★★